思いついた範囲で自分の考えを書きますが、他にもあるかもしれません。
1. 情報収集の責任を相手に委ねるため
1 名無しさん
微分方程式ってどうやって解くの?2 名無しさん
https://www.google.com/search?q=微分方程式+解き方
要するにググレカスってことですね。
また、そのような攻撃的な目的ではなくとも、インターネットの様々なサイトでその事柄について解説されている場合、どれか特定のサイトを選択して紹介するのが難しいケースがあります。そのような際はこの方法で、どのサイトの情報を参照するかの責任や、情報の正しさを評価する責任を読者に委ねることができます。
2. 検索ワード自体が意図である場合
https://www.google.com/search?q=%E9%87%A3%E3%82%8A
→ 「釣り」の検索結果
たとえば、「釣り」というワードの検索結果ページを貼ることで、釣りとは何かではなく、「釣り」というワードそのものを読者に伝えることができます。
日本語の検索クエリは URL エンコードによって表されることが多く、普通はリンクをクリックするまでそのキーワードを知ることができません。(そうでない場合でも、代わりに短縮リンクを用いて URL を隠すことができます。)
つまり、「この投稿は釣りですよ」ということを、ネタバレを回避しつつ表明しているのです。
3. リンク先のサイトに、このサイトの存在を知られないようにするため
1 名無しさん
俺はこいつの絵が嫌いだ
http://example.com/gallery
もしそれが批判的な文脈であった場合、相手を不快な気持ちにさせてしまったり、場合によっては相手からの嫌がらせなどの反撃を受けてしまう可能性があります。
それを回避するために、検索ページというワンクッションを挟むことができます。
ただ、現代ではそもそもオープンな SNS に否定的な意見を書かないことが主流なので、そのようなケースは今ではほとんど見られないのではないでしょうか。
※ 全体補足 : noreferrer と「h 抜き」について
先程の例は、リファラを送信したくないという中目的がありました。
しかし、現代では多くのブラウザが rel=”noreferrer” という属性値に対応しているため、HTML を直接書ける環境では、このようなテクニックを用いる意味はあまり無いと言えるでしょう。
また、 http:// の h を抜き、 ttp:// と書くことでも同様の効果があります。
> 特にネット初期に多かった風習として http:// を ttp:// とするh抜きというものがある。
> この値は、ユーザーが(リンクではなく、例えばブックマークから)ページに直接移動した場合は空文字列になります。
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Document/referrer
4. ノイズになる referrer を送信しないため
3 番とほとんど同じですが、相手側に配慮するケースもあります。
たとえば、批判的な内容でなかったとしても、リンク元のサイトがリンク先のサイトと無関係な内容であった場合、 referrer を送信することが相手サイト側のアクセス解析のノイズになってしまう可能性あります。
そのようなことを避けるため、Google 検索を経由する方法を用いることができます。
5. 相手サイトの「無断リンク禁止」を避けるため
古いインターネットにおいては、「無断リンク禁止」という文化があり、referrer の値によってはリンク先が正常に表示されないことがあった、というケースも考えられます。
> 何らかの理由で被リンク側がそれを嫌う場合は、 (中略) 技術的な方法など用いてそれをできなくさせる (中略) などの対応をする必要がある
https://ja.wikipedia.org/wiki/無断リンク
referrer を判定して特定のサイトからのアクセスのみ閲覧を禁止するというようなサイトの具体名は記憶の中にはありませんでしたが、そのような方法を紹介するサイトは見つけられました。
東京電力は無断リンク反対派ってマジ? 失望しましたでんこちゃんのファンやめます
6. パーマリンクがない場合
パーマリンクがサイト側によって提供されていない場合や、ニュースサイトのようにすぐ情報が消えてしまうようなサイトの場合、リンク切れを防ぐために、特定の URL を指定せず、 Google 検索結果で代用する(つまり、情報そのものではなく、情報の見つけ方を教える)というような目的もあるかもしれません。
7. オールドインターネットジョークであるということを伝えるため
ここまで説明してきたように、Google 検索結果のページは、インターネットの歴史の中で「釣り」「皮肉」「雑なあしらい」などの様々な意図で用いられてきました。このような意図をネタとして扱い、インターネットの懐かしさに浸ることも、やはりまた意図の一つではないでしょうか。
