(※恥ずかしくなったら消します)
やっと自分は今日を迎えることができる。
大したことのない話かもしれないが、自分にとっては大きな出来事だ。
大したクオリティでもないかもしれないが、自分にとっては大切な作品だ。
自分の作品を待っている人が居なくたって、
そんなこととは無関係にただ作りたいと思って、
自分は自分の意思で今日を迎えた。
自分の半生に努力と名付けられるのは自分だけだ。
今はただ自分のことをねぎらいたい。
FRENZ 2023 が終わってから、ずっと燻っていた。
創作活動というのは、終わりの見えない長い旅だ。
何かを完成させるには、相応の時間が掛かる。
一ヶ月、二ヶ月、時には、一年以上掛かることだってある。
それでも、いつか目的地に辿り着けると信じて、
終着点も見えないまま、
頭の中の地図だけを頼りに、
孤独に歩き続けなければならない。
それでも
いつかまた、昔のように映像作品を作って、
今までで一番良い作品を提出したいと思っていた。
作りかけの不良品ではなく、
下手クソでも綺麗な宝石を提出したいと思っていた。
色のついていないラフ絵でもなく、
垂れ流しの退屈な 3DCG でもない、
自分の納得のできる、渾身の作品を。
そして、今、やっと終わりを迎えることができる。
FRENZ に出展なんてしなければよかったのにな、
創作活動なんて知らずに生きていられたらよかったのにな、
そんな考えが頭をよぎる。
でも、
自分は信じているから。
拍手が貰えるってこと。